ラクトフェリンとは?

大きな注目を浴びる多機能たんぱく質

ラクトフェリンは、今から70年以上も前の1939年に発見された多機能たんぱく質です。
多機能たんぱく質とは、身体の中でさまざまな働きをしてくれる優秀なたんぱく質の事を表し、多方面に渡る活躍ぶりに大きな注目を浴びています。

ラクトフェリンは、一般的に牛乳に含まれていると言われていますが、残念ながら、それは加熱処理を行う前の生乳で、店頭に並べるために加熱処理が行われてしまうと、熱に弱いラクトフェリンは、ほとんど含まれなくなってしまいます。

しかも、ラクトフェリンは腸で吸収をされる前に、胃酸で分解されてしまう事も多く、日常の食生活で取り入れる事は非常に難しいと言われています。



最も多く含まれるのは人間の母乳

牛乳だけではなく、哺乳類の乳にはラクトフェリンは含まれていますが、最も多く含まれているのは、人間の母乳です。
特に、出産直後の初乳には、加熱処理をされる前の生乳と比べて10倍以上の濃度があります。
生まれたばかりの小さな赤ちゃんが、母乳を飲むだけで、しっかりとした抵抗力を付け、日々たくましく成長していく過程に、ラクトフェリンは大きく関係しています。

唾液や涙、粘膜にもラクトフェリンが含まれていることから、身体を形成する、あらゆる部分にラクトフェリンが存在する事が分かります。しかし、それと同時に、唾液に含まれているラクトフェリンの濃度が加齢と共に低下している事も分かっています。


腸まで届かなければ意味がない

ナチュラルチーズなど、加熱されていない乳製品にもラクトフェリンが含まれています。
しかし、ラクトフェリンは胃酸や酵素に弱い難点があります。

胃酸が出ない赤ちゃんは、母乳の中に含まれるラクトフェリンが分解されず腸まで届きます。しかし、大人の身体へと成長していくにつれ、胃が発達し、食べ物の消化や殺菌を行う胃酸が、ラクトフェリンを分解してしまいます。

そのため、チーズなどの乳製品から摂取をしようとしても、その大半が胃酸で分解されてしまい、腸までは届きません。



ラクトフェリンの飲み方
ラクトフェリンの効果
ラクトフェリンとは?

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